-プロが語る「SAKERISE」
日本酒の楽しみ方は、決して一つではない。
SAKERISEでは、造り手の想いを届けると同時に、各分野のプロフェッショナルにテイスティングコメントをいただくことで、幅広く奥深い日本酒の魅力をみなさまにお届けします。
-テイスターのご紹介
ミシュラン2つ星 フレンチレストラン シェフソムリエ
レコール・デュ・ヴァン講師
太田賢一 氏
今回、テイスティングコメントを頂いたのは、ミシュラン2つ星のフレンチレストランでシェフソムリエを務めるワインソムリエ太田賢一氏。
太田氏は、名門ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」で講師を務める他、ワイン雑誌のテイスター、イベントのプロモーション等幅広く活動されています。
-テイスティングレポート
外観と香り
外観は、透明感があり、淡い輝きをもつクリスタル。
躍動的に立ち上がるルビーグレープフルーツ、柔らかく広がる和梨や花梨のコンポートとつきたての餅の香り。
陳皮(みかんの皮)、乾生姜といったオリエンタルスパイスに加え、木の芽(山椒の新芽)の清涼なアクセントも感じます。
空気との接触が進んでいくことで、桜の葉や海風の香り(ヨード)がほのかに漂い始めます。
味わい
清らかな口当たり。
瞬く間に端正な骨格が浮かび、その内側では抑えられた甘み、しなやかな酸味と緻密な旨味が絶妙に絡み合います。
感じられる情緒
壮大なスケール、それでいてどこか抱擁されるような温もり。
ひんやりと澄んだ朝の空気、海、大地、生命を柔らかく包み、明るく照らすようなダイナミズムを覚えます。
飲み方のご提案
おすすめの温度は10℃。中庸の白ワイン用グラスにて
例えば、ロブマイヤー/ バレリーナⅣ、ザルト/ ユニバーサルグラスなど
ペアリングのご提案
昆布巻きで調理した、蒸しアワビと。
昆布の旨味成分であるグルタミン酸が、潮風、磯の香りを感じさせるアワビのヨード香と結びつく、和食の知恵と技術の結晶。
「暁光」が放つ魅力と溶け合い華麗な世界が開くことでしょう。
山形牛フィレのステーキを岩塩でシンプルに、山葵や茗荷を添えて。
山葵や茗荷を添えることで「暁光」のスパイスや清涼感との接点が増え、面のペアリングに近づきます。
脂質に寄り添い甘みを引き出す酒質は、余韻に品格を与えるでしょう。
ワインのプロフェッショナルによる「暁光」テイスティングコメント、いかがでしたでしょうか。
「暁光」に関しましては、湯島天神下 すし初 四代目であり、アカデミー・デュ・ヴァンでSake Diploma講師をされている山内祐治氏にもテイスティングコメントをいただいております。
今回とはまた違った「暁光」の一面を感じていただけるテイスティングコメントをいただいておりますので、是非ご覧ください。