INTRODUCTION
鳥海山に注ぐ
光を、いただく


鳥海山にもたらされる光を、四季の恵みを、
一本一本の日本酒に注ぎ込んでいます。
春
春、鳥海山に積もった雪があたたかな光に溶かされ
山で蓄えた栄養を庄内平野へ運んでいく。
鳥海山に積もった雪があたたかな光に溶かされ
山で蓄えた栄養を庄内平野へ運んでいく。
夏
夏、山から届いた水と栄養をめいっぱい吸収し
眩しい光を受けて稲は青々と背丈を伸ばす。
山から届いた水と栄養をめいっぱい吸収し
眩しい光を受けて稲は青々と背丈を伸ばす。
秋
秋、穏やかな光に照らされながら稲穂はふくよかに実り
黄金色に色づくころ収穫の時を迎える。
穏やかな光に照らされながら稲穂はふくよかに実り
黄金色に色づくころ収穫の時を迎える。
冬
冬、酒造りに勤しむ蔵人を横目に降り積もる雪が
澄んだ光の中に佇む鳥海山に再び水を届けていく。
酒造りに勤しむ蔵人を横目に降り積もる雪が
澄んだ光の中に佇む鳥海山に再び水を届けていく。
鳥海山にもたらされる光を、四季の恵みを、
一本一本の日本酒に注ぎ込んでいます。
LINEUP
BRAND VISION 日本酒という光で、庄内を照らす
日本酒の課税出荷量は1973年にピークを迎えた後低下の一途を辿り、2019年にはピーク時に比べて1/3以下に減少しています。酒蔵の数が1975年から2017年までの40年間で半減するなど、凄まじいスピードで日本酒という文化は失われつつあります。
元来、日本酒というものはその地域の風土・文化に根ざしたものであり、その地域の風景の一部です。そのため、日本酒を飲む文化が失われるということは、その地域の風土・文化が失われることを意味します。
酒造りを初めて190年余り、庄内の地に根ざしてきた楯の川酒造だからこそできるこの地への恩返しは何か、私たちは考えました。



地域の風土や文化を守るには、そこに大きな価値があることを実感してもらうことが必要です。そして、この地の風土と文化と歴史の結晶である「日本酒」こそ、庄内の価値を伝える上で大きな力を持つ作品になるのではないでしょうか。
シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ボルドー、ナパバレー。
その地で生み出されたワインの品質とブランド価値がそのまま、産地に対する評価に反映されるように、庄内という土地が持つ特性を最大限活かした日本酒造りによって、この地の価値を押し上げたい。
この地の風土・文化・歴史を表現する作品として日本酒を生み出し、国内外に届けることによって庄内地域自体の価値を高めていくことが、SAKRISEの大きなミッションであり、存在理由です。
「SAKERISE」が目指すこと
伝統と革新の共存。
200年近く続く酒造りの伝統こそ、日々の革新の集積です。既存の概念や常識に過度に囚われることなく、伝統を新たな視点で解釈し続けることを通して、日本酒の新しい歴史を作り上げていく。原料米の処理や醸造プロセスの工夫という”日本酒の内面”から、商品デザインや提供体験という”日本酒の外側”に至るまで、伝統と革新の共存を目指します。

自然の恵みを、暮らしの恵みに。
鳥海山からの美しく澄んだ雪解け水、たっぷりと注がれる太陽の光、朝昼の大きな寒暖の差という自然の恵みが、この地のお米を豊かに実らせます。そこに酒造りの技を掛け合わせることで、大切な人との食事のシーンを華やかに演出する日本酒が生まれ、自然の恵みは暮らしの恵みへと姿を変えます。

田園風景に光を。
SAKERISEは、日本酒文化だけでなく、稲作文化や伝統工芸など庄内の地域文化の発展に貢献していきます。私たちが酒造りを続けてきたこの地のため、そして100年先も1000年先もこの地で美しい酒をつくり続けるために。庄内の田園風景に希望の光をもたらせているか、常に問い続けます。


山形・庄内と共に
全量契約栽培
農家の方々一人一人と契約を交わし
持続可能な米作りをサポートする
米、それは、純米大吟醸における唯一の原材料であり、米農家の方々は酒造りにおける大切なパートナーです。農家の方々と直接コミュニケーションをとり、酒米の品質を高めていく先に私たちが目指す「限りなく純粋に近い日本酒」があるはず、そのような思いで全量契約栽培米による醸造に取り組んできました。
加えて、農薬や化学肥料の使用を抑えた特別栽培など、高品質・高付加価値な酒米生産にも共に取り組んでいます。高付加価値な日本酒を生み出すことを前提に、酒米をしっかりとした価格で購入させていただくことで、持続可能な米作りに貢献することを目指します。
稲作指標
日本酒の稲作貢献効果を可視化しこの国の美しい田園風景を守る
楯の川酒造は、日本酒造りを通してこの国の稲作文化を守っていきたいと考えています。耕作放棄地が拡大する昨今において、稲作文化の縮小を食い止め、美しい田園風景を守ることをミッションとして「稲作指標」を導入しました。
「稲作指標」とは、作品1本あたりを醸造するのに必要な田んぼの面積で、その商品の購入によって保存された田んぼの広さを表します。この稲作指標については、精米歩合(米を削って残った割合)によって決まるのではなく、使用する酒米の品種や栽培方法・酒米生産者・醸造年度・醸造方法等(上槽・仕込み配合等)にも影響され、それぞれ数値が変動します。
BREWERY TATENOKAWA, Inc.
醸造元 楯の川酒造株式会社
酒田の地で日本酒を作り続けて180年余り。
透き通った鳥海山の雪解け水をめいっぱい吸い込み、庄内平野の土の力に育てられた米。
長年蓄積されてきた技術と経験に新しいインスピレーションを加え、伝統と革新の共存を目指しています。